本センターでは通研の教員及び学生に最先端の計算機資源(ハードウェア,ソフトウェア)とネットワーク資源を提供するために情報システムの管理運用を行っている。
情報システムの管理・運用の内容は以下の通りである。
1.電子計算機の保守・管理
本センターの計算機資源を最善の状態で安定して提供するために,以下のような電子計算機の保守・管理を行っている。
a) 利用者のファイルのバックアップ
週1回の頻度で利用者のファイルのバックアップを行っている。これにより,ハードウェアの故障および利用者自身の操作ミスなどによりファイルが壊れた場合,最悪でも1週間前の状態に復旧することを可能としている。
b) ハードウェアおよびソフトウェアの保守と管理
電子計算機の性能を最大限に安定して発揮させるため,日常的にハードウェアおよびソフトウェアの保守・管理を行っている。
2.ネットワークの保守・管理
通研の電子計算機群は世界規模のネットワークであるインターネットに接続されている。
本センターでは本情報システムだけではなく通研全体に対して高速かつ安定したネットワークの利用を可能とするため,以下のようなネットワークの保守・管理を行っている。
a) 通研インハウスネットワークの保守と管理
通研内各研究室と学内外を結ぶ基幹ネットワークである通研インハウスネットワークの保守・管理を行っている。これにより,通研内各研究室からの高速かつ安定したネットワークの利用を保証している。
b) イメージメールの管理
学内で画像情報を含んだ文書の交換を容易に安定して利用できるようにするため,イメージメールの管理を行っている。
c) 通研内のIPアドレスおよびドメイン名の管理
通研内各研究室で使用するIPアドレスおよびドメイン名の管理を行っている。
3.通研文献データベースの構築と保守・管理
通研の研究業績の全世界に対する情報発信のために,インターネットから検索・閲覧が行える通研文献データベースの構築と保守・管理を行っている。
4.各種ネットワークサービスの提供
本センターの計算機資源およびネットワーク資源を利用者が有効に活用できるようにするため,各種サービスの提供を行っている。
a) 通研WWWサーバの管理・運用
全世界に向けて安定して情報発信を可能とするため,WWWサーバの管理・運用を行っている。
b) メーリングリストの管理・運用
通研内の教官間の連絡や研究会や国際会議の連絡などに用いられるメーリングリストの管理・運用を行っている。
c) 電話回線からの接続サービスの管理・運用
本センターの計算機資源を遠隔地より利用可能にする電話回線からの接続サービスの管理・運用を行っている。これにより,本センターの高度な計算機資源を自宅および出張先から効果的に利用することが可能となっている。
5.技術的支援と広報
通研内の電子計算機に関する技術的支援と広報を行っている。
a) 事務電子システムの技術的支援
事務の電子化の技術的支援を行っている。電子化によって,事務職員の負担の軽減のみならず,事務の依頼を行う教官の負担の軽減が行われている。
b) 通研ホームページの技術的支援
総務委員会が行っている広報活動の一部である通研ホームページの技術的支援を行っている。
c) 各研究室のホームページ公開の技術的支援
通研内各研究室の全世界に対する情報発信であるホームページ公開の技術的支援を行っている。
d) 計算機に関する情報の提供
通研内各研究室の計算機管理者および利用者に対して,計算機に関する有用な情報の提供を行っている。
e) 利用者からの問い合わせの対応
本センター利用者からの問い合わせに対応することにより,効果的な利用の手助けを行っている。